1. 混合ワクチン
お腹の中に寄生虫がいては困ります。検査のために便を持参してください。いわゆる検便です。
2. 糞便検査
生後2ヶ月ぐらいから、1ヶ月毎に2~3回の予防接種を実施しさらに、1年に1回の追加接種をお勧めします。
3. 狂犬病予防注射(ワンちゃんのみ)
91日以上の犬は、注射が義務づけられています。毎年春には、注射をしましょう。
4. フィラリアの予防(基本的にワンちゃんのみ)
心臓に寄生する虫を蚊が運びます。時期になったら、薬を飲ませて予防します。
5. ダニの予防
犬やネコがダニに噛まれるとダニ熱やライム病を引き起こす可能性があるので予防しましょう。
ワクチンとは?
各種感染症のウイルスの毒素を弱めた抗原のことで、ワクチンが体内に入ると、この抗原に対抗するための抗体が体内で作られます。そのために、次に本物の強い病原体が体の中に入ってきてもその抗体で病原体を退治することができるようになるのです。
ワクチンの接種時期
子犬や子猫は母親の母乳を飲んでいる時期は母親からの移行抗体(免疫)によって守られています。この抗体はいろいろな病気に対しての免疫物質を多く含んでいます。8~14週でいなくなってしまいます。ですから、その後はワクチン接種によって作られるワクチン抗体によって病原体に対抗します。しかし、母親からの移行抗体が残っている間はワクチン抗体が作られないため、子犬・子猫は複数回のワクチン接種が必要です。更に抗体をその後も維持するために年1回の追加接種をお勧めします。
ワクチンで予防できる病気には次のものがあります。
犬ジステンパー
発熱、下痢、神経症状などが起こり、全身がおかされて、治ってもいろんな後遺症に悩まされます。死亡率も高く、こわい病気です。
犬アデノウイルス2型感染症
アデノウイルスによる感染症です。肺炎や扁桃炎など呼吸器病を起こします。
犬伝染性肝炎
アデノウイルスによる感染症で、肝炎を主とし、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、目が白く濁ることもあります。子犬では突然死することもあるこわい病気です。
犬パラインフルエンザ
パラインフルエンザウイルスによる呼吸器病で、咳や鼻水、扁桃炎を起こし、アデノウイルスや細菌といっしょに「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群をひき起こします。
犬パルボウイルス感染症
血液のまじったひどい下痢や嘔吐を起こす腸炎型がよく知られています。子犬に突然死をもたらす心筋型もあります。伝染性が強く死亡率も非常にこわい病気です。
犬コロナウイルス感染症
腸炎を引き起こす感染症で、下痢や嘔吐が起こります。パルボウイルスと混合感染すると症状はいっそう重くなります。
犬レプトスピラ病 黄疸出血型 カニコーラ型
細菌によって腎臓や肝臓がおかされる、人と動物共通のこわい伝染病です。
代表的なのは、歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出血型と高熱、嘔吐、下痢を起こします。
カニコーラ型の2種ですが、この他にもいろんなタイプがあるので注意が必要です。
アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切です。
犬レプトスピラ病 黄疸出血型 カニコーラ型
細菌によって腎臓や肝臓がおかされる、人と動物共通のこわい伝染病です。
代表的なのは、歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出血型と高熱、嘔吐、下痢を起こします。
カニコーラ型の2種ですが、この他にもいろんなタイプがあるので注意が必要です。
アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切です。
狂犬病予防法について
飼い主には、狂犬病予防法で狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。
生まれてから91日以上の犬は室内犬・室外犬にかかわらず狂犬病ワクチンを接種しなければなりません。
また、その後も毎年1回注射を受けなければなりません。
ワクチンで予防できる病気にはつぎのものがあります。
どのワクチンを注射すればよいのかは、外に出る出ないなどによっては違ってきます。
猫ウイルス鼻気管炎
ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、セキ、鼻炎などの呼吸器症状のほか、結膜炎をひき起こし、高熱で食欲がなくなり、鼻水と涙で顔中クシャクシャ、典型的なカゼの症状がみられます。
猫カリシウイルス感染症
かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、猫ウイルス性気管炎にたいへんよく似ていますが、症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、また、ときには急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
猫汎白血球減少症
白血球が極端にすくなくなる病気でパルボウイルスが病原体です。高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状となります。体力のない子猫などはたった一日で死ぬこともあるこわい病気です。
猫のクラミジア病
クラミドフィラ フェリスによる感染症で、菌は眼や鼻から侵入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。
肺炎を起こすこともあります。人に感染して結膜炎が起きた例も報告がされています。
猫白血病ウイルス感染症
持続感染すると80%が以内に死亡します。
白血病やリンパ種などの血液ガン、貧血、流産などを起こします。
病気に対する抵抗力(免疫)が弱まるため、いろんな病気も併発しやすくなります。
感染してから発病までの期間がたいへん長く、その間は見かけ上健康にみえますが、ウイルスを排泄し、他の猫へ移ることも有ります。
猫免疫不全ウィルス感染症
猫エイズウイルスと言われているもので、上記の白血病ウィルスと同じように免疫力が弱まりさまざまな症状を出します。
「同居猫が猫エイズウィルスに感染している」 「屋外に出ることがある」などの場合は、接種をお勧めいたします。
感染してしまったら、命にかかわるだけでなく、あなたの猫が他の猫への感染源となってしまいます。
猫免疫不全ウィルス感染症
将来、子孫を残す予定のない動物は、去勢・不妊手術を受けることができます。
生後6ヶ月から手術が可能です。生後1年までに受けるとさらにメリットがあります。
また、一度手術をしてしまうと二度と子供を作ることができません。
家族の一員である愛犬をどのように育てて暮らしていくかをふまえたうえで、飼い主が慎重に検討し、最善と思う選択をしてください。
避妊(メス ♀)の場合
去勢 (オス♂)の場合
※上記のメリットとデメリットをしっかり考えた後に手術に臨みましょう。